自分が父親になったらやりたかったことの一つ、それは子ども一緒に電子工作をすることでした。
最近は自分で組み立てることが不可能な、高度な電子機器が身の回りに溢れているので、なかなか自分で作って実用になる電子工作ができなくなってきました。
しかし、ハンダ付けや工作の知識は大きくなったときに必ず役に立つはずです。
実際私も小さい頃から電子工作をやってきたので、ちょっとした修理であれば自分でできますからね。
知識がなければ処分してしまう電気製品を生き返らせるのは楽しい上に家計にも優しいのです♪
さて、まだ我が家の子どもたちにはハンダごてなんて危険すぎてさわらせられないので、私が作るところを見せることにしようかと考えておりました。
秋月電子の組み立てキットはまだ子どもたちには高度すぎて、よく分からないだろうと思い、かつて自分もお世話になったエレキットシリーズのFMはこらじをチョイス。
FMラジオということで結構組み立てに時間かかるだろうなあと思いつつ箱を開けてビックリ!
パーツは基盤上のソケットに差し込むだけでした。
このキットの秘密、FM受信用とアンプのICチップは基盤に実装済みです。
組み立てに使うパーツはこれだけ。
固定抵抗とタンタルコンデンサ
電解コンデンサ等
わかりやすい組み立てマニュアル。
結局買ってきたその夜に始めた組み立ては30分で完了しました。
しかも私がやったのは、パーツの足を切るだけ。基盤へのパーツ差し込みは子どもたち(小学校低学年と幼稚園)でもできてしまいました。
差し込む部品の足が曲がりやすいので、その辺はお父さんがサポートしてあげてくださいね。
そして、付いてきた箱に入れて完成。
一番右が電源スイッチ、隣の青いボタンがリセットスイッチ、その隣の緑のボタンが選曲スイッチ、そして一番左が音量のボリュームです。
スイッチを入れるとFM放送周波数の一番下の70MHzあたりを受信します。緑のボタンを押すと周波数が高い方に放送局を探しながらスキャンします。
青のボタンを押すとスイッチを入れたときと同じ周波数に戻るというシンプルな仕組み・・・。スキャン機能ですよ!コイルもバリコンもない、ハンダ付けすら不要のラジオキットでスキャン選局できるなんてすげー!と思いませんか?私だけ?
今時のIC(このキットの秘密はこれです。FM放送の受信に関わる機能のほとんどはこいつが提供しているのです)ってすごいですね。スピーカーはモノラルですがかなりの音質でした。
というわけで、お子様の電子工作入門にこいつはおすすめです。